大学受験がないオーストラリアは、高校の成績とATARのスコアーで決まる

こんにちは。海外で活躍したい皆さんの応援サイト マキシーグローバルのHUMI/柴田ひふみです。今日は、大学受験がないオーストラリアでの大学入学方法のお話ししたいと思います。 オーストラリア国内は、各州とテリトリーにより高校のカリキュラムが違います。そして大学入試の受験はありません。大学入学の合否は、高校在籍中の成績とイヤー12で受けるATARのスコアーで決まります。ATARとは、 Australian Tertiary Admissions Rankを意味しており、オーストラリア全土の高校生イヤー12の生徒全員の成績が他の生徒と比較して、どの成績レベルに達しているかが明確に解るスコアーです。 去年2022年の例ですと、ATARの登録は8月2日から開始され12月16日にATARのスコアーが発表されました。ATARの登録方法は、各州毎に設けられている Tertiary Admissions Centre (TAC) に登録します。 登録方法に必要事項 ATAR登録の際に必要事項 名前 生年月日 LUI番号 個人のEMAILアドレス(学校で使用しているものは不可) 【LUI番号とは】イヤー10か15歳になった高校生が各州の Curriculum and Assessment Authorityから個々の生徒に発行される10桁の番号です ATARのスコアは、0.00〜 99.95 で0.05 毎で評価されます。合計点が30以下のケースでは、30 or less と表示されます。ATARスコアーの基本は英語力が一定のレベルに達していることが条件になります。 高校のイヤー10になると、高校卒業後の自分の将来は何をしたいのかによりイヤー11/12で習得する科目を決めます。学校では、進路相談を受けてくれる担当の先生方が数名いらっしゃいます。また、学校での授業はイヤー11/12に備えての科目にと授業内容に移行し、ATARはイヤー11/12で習得した科目対象となっています。 日本の大学受験のシステムだと大学受験テストの日、たまたま体調不調だったりしてテストの出来が悪ければ、どんなに高校時代の勉強を頑張ったとしても成果を考慮してもらえないシステムですが、オーストラリアが実行している大学入学方法だと、高校在学中に勉強した成果を全て考慮した上で個々の生徒の成績レベルに見合った大学入学が決まるシステムです。 ATARの科目やスコアについても詳しくブログでお届けします。 今日も最後までブログを読んで下さりありがとうございました。 オーストラリア現地在住留学エージェント HUMI/柴田ひふみ Maxy Global 

オーストラリアの教育制度を理解しよう

こんにちは、今日もマキシーグローバルのブログを読んで下さりありがとうございます。 オーストラリアの教育制度は各州とテリトリー毎に定められています。義務教育は、プライマリースクール7年間とハイスクール6年間の合計13年間です。 小学校【プライマリースクール】 オーストラリアの小学校始業は、子供が5歳のお誕生日を迎えたか、5歳になる年にプレップスクールに入学します。地域によっては、プリプレップ・スクール又は、キンダーガーデンと云いますが、プライマリースクールの準備学習の学年です。予防接種を受けている記録を提出する必要があります。公立校は、各ご家族お住いの住所により学区制(Catchment)になっていますが、入学試験はありません。留学生の方々は、学区制ではなく登校希望校に入学することが出来ます。 州 / テリトリー 教育機関名 何歳から入学許可 クイーンズランド州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、6月30日迄に5歳になる ニューサウスウェルズ州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、7月31日迄に5歳になる ビクトリア州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、4月30日迄に5歳になる サウスオーストラリア州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、5月5日迄に5歳になる ウェスタンオーストラリア州 Kindergarten 入学時に4歳か、6月30日迄に4歳になる タスマニア Pre-Primary School 1月1日迄に5歳になている オーストラリ首都特別地域 ACT Kindergarten 入学時に5歳か、4月30日迄に5歳になる 高校 【セカンダリースクール】 セカンダリースクールでは、ジュニアハイスクールのイヤー7からイヤー9の3年間と、シニアハイスクールのイヤー10から12の3年間に分かれます。イヤー11/12は、大学進学を決定するATARに向けてのために勉強がかなり大変になります。 イヤー1 からイヤー10までは義務的に学習しなければいけませんが、イヤー10で高校を卒業して、TAFE(職業専門学校)に通ったり、就職する生徒も少なくありません。 入学/始業式は、1月下旬です。4タームに分れます。1ターム10週間から12週間でカリキュラムが終了し、2週間のスクールホリデーを迎えます。夏休みのクリスマスホリデーは、6週間から8週間ほどとお休みが長く、この時期には家族旅行でキャンプ、国内旅行/海外旅行を楽しむ人々で賑わうオーストラリアです。 大学や専門学校(CollegeやTAFE)へ進学を希望するオーストラリアの学生は、そのまま後期中等教育(Year11=高校2年生、Year12=高校3年生)に進み、大学やTAFEなどで専攻する専門分野の基礎を勉強し、Year12 の後半に実施される州の統一試験の成績と後期中等教育の成績などによって、志望大学の入学合否が決定されます。 この日本との教育制度の違いから、オーストラリアの大学によっては、入学基準に「日本の大学1年時を修了していること」が条件であったり、希望の専攻に入学するために、規定の科目を大学入学前に履修しておく必要があったりします。 海外からの留学生が大学へ進学する場合い 海外からの留学生が後を絶たないオーストラリアの⼤学は、さまざまな進学準備コースを設け仮に英語力や学力が基準に満たない学生であっても、準備コースでしっかりと入学に向けた準備ができる様に体制を整えています。 オーストラリアでは大学入試はなく、入学の合否は高校での成績とATARのスコアーで決まります。学歴や成績で入学基準に満たない場合は、ファウンデーションコース、ディプロマなど進学準備コース、英語スコアが入学基準に満たない場合は、大学付属の英語コースを経由して本コースに進学することができます。 英語力はおよその目安として、TOEFL(ibt)80~90点以上、 IELTSで6.0〜6.5以上です。英語力が足りない場合は一定期間、大学付属/語学学校での英語研修を受けること、学力基準が足りない場合は準備コースを受講することを条件として合格となる「条件付き入学 / パッケージオファー」という方法があります。 【大学への入学方法】 Foundation Course ファウンデーション(8カ月~12ケ月) ファウンデーションとは、大学入学前の留学生を対象に大学が運営する8ヶ月(12ヶ月コースもあり)の 大学入学準備コースです。ファウンデーションでは、大学の授業についていくための基礎学力養成を目的として、論理的思考力やスタディスキル、数学など必須科目と、専攻希望分野での基礎的科目を学びます。ファウンデーション受講中に進学後の専攻を決めることも可能です。日本の高校卒業生には、最も一般的な入学方法となります。 Diploma ディプロマ (8カ月~12カ月) ファウンデーション同様、ディプロマも大学入学前の留学生を対象にした入学準備コースです。ファウンデーションが、高校3年生レベルを中心にしたカリキュラム内容なのに対し、ディプロマは大学1年生の学習内容に準じています。このため、ディプロマを規定の成績で修了すると、大学2年次に編入できます。ディプロマから大学に編入学すれば、大学に直接入学する場合と同じ期間で卒業ができ、卒業までの費用が抑えられるなどのメリットもあります。Continue reading “オーストラリアの教育制度を理解しよう”

オーストラリアの学校祝日とスクールホリデー

こんにちは。 今日もマキシーグローバルのブログを読んで下さりありがとうございます。 オーストラリアの公立校と私立校では、スクールホリデーの開始日やお休みの日数が違います。又 オーストラリアの各州毎に祝日やスクールホリデーが違います。 一般的に学校は、4学期に分かれています。クリスマスホリデー明けの1月下旬が新学期の始まる時期で現地では、ターム1と呼ばれています。10週間で1タームが終了し2週間のスクールホリデー(秋休み)があります。ホリデー明けは、ターム2が始まり10週間登校します。クイーンズランド州のスクールホリデーは以下の表になります。 2023/24年度公立校スクールホリデー(QLD州) 2023 2024 1学期 秋休み2週間  Saturday 1 April – Sunday 16 April  Friday 29 March – Sunday 14 April 2学期 冬休み2週間  Saturday 24 June – Sunday 9 July  Saturday 22June – Sunday 7July 3学期  春休み2週間  Saturday 16 September – Monday 2 October Saturday 14 September – Sunday 29 September 4学期  夏休み6週間 Continue reading “オーストラリアの学校祝日とスクールホリデー”

日本名発音難しい

こんにちは!  今日も マキシーグローバルのブログをお読み頂きありがとうございます。  留学を始めるときというのは、何かと自己紹介をする機会も多いものです。そんな時に気が付いたことがあります。 日本人の私たちの名前は、英語圏の人にとって発音しにくいことも多いのです。 長年 いろんな日本人の方の名前を外人さんに呼ばれているのを耳にしましたが、” どうしてそうなる?” といった呼び名になることもしばしばです。   丁度 先日 買い物へ行った際に 注文を一旦済ませ、後に受け取りに行くという機会がありました。注文をする際に自分の名前を申し出なければいけないシステムです。 係りの人と話をしていて私が日本人と解っている係員の方に名前を聞かれた際に、 ” Easy spelling, please. “  ” 簡単なスペリングでお願いします!” と言われました。日本人の名前のスペリングが全く違い簡単でないことは知る人ぞ知る という事実なようです。  昭和名は外人泣かせ 私毎ではありますが、私の本名 ひふみ と云います。昭和の生まれなので両親は、自分の新生児が将来海外で住むことになるなど、頭をかすめもせずに漢字を使わない名前が良い との理由だけで命名したとのことですが、正に外人さん10人に1人位の割合で位しか ひふみ と言える人は居ません。  大抵は、”ハイ フミ” “ヒッフミ” “ヒフーム”  になってしまうケースが殆どです。 渡豪の初期は、 ” 一生懸命 違うのよ、HIFUMIでひふみって呼ぶの ” と説明していましたが、オーストラリア生活が長くなるにつれて、HIFUMIでひふみ と読めたり発音が出来る外人さんはなかなか居ないんだ ということにようやく気がつきました。 そんな中 時々 ”HUMI” と短縮して呼んでくれる外人さんがいたので自己紹介は HUMI にするようになりました。 通じやすい名前 外人さんへの自己紹介の際に 長い名前や発音しにくい名前の方は、短縮したり、ニックネームで紹介するのがスムーズではないかと思います。 私の周りの日本名の方々の例では、  慎太郎さんは ” シントー “  友子ちゃんは ”トーモーコー “ 学君は ” マ ナブ “ 他 日産 ” ニサン” マツダ ” マズダ ” 等々と変わってしまいます。 外人さんの出来ない発音のまとめとして、三文字以上の名前だと文字と文字の合間にーや隙間が入ってしまったり、一音一音をハッキリと発音出来なかったり、” つ “ ” ひ” ”ふ” や、小文字の ”ょ” ”っ”  などが苦手なようです。 海外人に通じやすい人気の名前欄 男の子の名前 女の子の名前 今日も最後までマキシーグローバルのブログを読んで下さり ありがとうございました。オーストラリア留学に関しますご質問、お問い合わせはお気軽に!皆様からのお問い合わせ心からお待ちしております。 Best Wish Maxy Global

オーストラリアの小学校のことが 全てが解る

こんにちは。 今日もマキシーグローバルのブログを読んで下さりありがとうございます。 今日は、オーストラリアの小学校での一日の流れやどんな科目があるのかを等 日本の小学校とは違う点をご紹介します。 オーストラリアの学校は、制服着用と黒靴着用が義務付けられています。学校指定の帽子、リュック、体操着、水着等も指定されている学校もあります。未だ5歳前後の小さな子供達が、制服を着ている姿は微笑ましいものです。 学期 入学/始業式は、1月末から12月までが一学年です。通常 約10週間が1タームで2週間のスクールホリデーを挟みます。このタームの始まりは、州によって、私立高は公立と違うこともあります。  サマーホリデーは、6週間からなので 羨ましい小学生時代です。  登下校  大半の生徒は、両親の自家用車で送迎です。スクールバスがある学校もあります。日本の小学生の様な徒歩や自転車での登下校を実践している子供達の数は、居住地域によってさまざまです。  学校の時間  殆どの学校は、朝の8時半から9時の間に始まり、2時半から3時迄に終了します。  息子の通っている小学校は、モーニングセッション2時間10分 ミドルセッション2時間 アフタヌーンセッション40分 その間にランチブレイクが35分 アフタヌーンブレイクが25分 です。放課後の部活は、ありませんので、家庭によって好みの習い事に通わせますが、オーストラリアはスポーツをさせるのが一般的です。  お昼ご飯  日本のような学校給食がありません。各自で、モーニングティーには、果物か野菜 好みのランチ、そしてアフタヌーンティーを持参します。ヘルシーな食べ物を持参するポリシーがありますが、軽食ランチを持参するのが一般的です。殆どの学校には、タックショップ 販売店があるので、ランチ等 購入することも出来ます。 科目  日本の5科目の勉強とは違い、8項目のGeneral Capability を基にして国で科目が統一されています。又 オーストラリアでは、小学校低年齢からパソコンを使った授業を取り入れているのも 21世紀に活躍出来るカリキュラムの一環です。 科目は、以下になりますが、多様な勉強をしているので子供達が退屈することはありません。 English / Mathematics / Science / History / Geography / Civics and Citizenship / Economics and Business / Digital Technologies / Design Technologies / Health and PE /Art   英語 / 算数 / 理科 / 歴史 / 地理 / 市民・市民権  / 経済・ビジネス / デジタル・テクノロジー / デザイン・テクノロジー / 保険体育 / 美術    テスト  日本のような、中間・学期末テストはありませんが、スペリングのテスト 算数のテストが定期的にあります。   NA-PLAN TEST  全国統一試験が イヤー3 イヤー5 イヤー10 で受ける義務付けされています。科目は、Writing/Reading/Conventions/Numeracy 会話/筆記/読書/計算 の4科目で2日間で実施されます。 ナップランテストによって、各小学校の全国値 各生徒の全国値も発表されます。高校入学で、特別なコースを選択する予定だったり 私立の高校に入学希望の際に提出を要されます。 宿題   読書と宿題が毎週1回でます。スクールホリデー中は、殆どなし。 Continue reading “オーストラリアの小学校のことが 全てが解る”