こんにちは、今日もマキシーグローバルのブログを読んで下さりありがとうございます。 オーストラリアの教育制度は各州とテリトリー毎に定められています。義務教育は、プライマリースクール7年間とハイスクール6年間の合計13年間です。 小学校【プライマリースクール】 オーストラリアの小学校始業は、子供が5歳のお誕生日を迎えたか、5歳になる年にプレップスクールに入学します。地域によっては、プリプレップ・スクール又は、キンダーガーデンと云いますが、プライマリースクールの準備学習の学年です。予防接種を受けている記録を提出する必要があります。公立校は、各ご家族お住いの住所により学区制(Catchment)になっていますが、入学試験はありません。留学生の方々は、学区制ではなく登校希望校に入学することが出来ます。 州 / テリトリー 教育機関名 何歳から入学許可 クイーンズランド州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、6月30日迄に5歳になる ニューサウスウェルズ州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、7月31日迄に5歳になる ビクトリア州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、4月30日迄に5歳になる サウスオーストラリア州 Pre-Primary School 入学時に5歳か、5月5日迄に5歳になる ウェスタンオーストラリア州 Kindergarten 入学時に4歳か、6月30日迄に4歳になる タスマニア Pre-Primary School 1月1日迄に5歳になている オーストラリ首都特別地域 ACT Kindergarten 入学時に5歳か、4月30日迄に5歳になる 高校 【セカンダリースクール】 セカンダリースクールでは、ジュニアハイスクールのイヤー7からイヤー9の3年間と、シニアハイスクールのイヤー10から12の3年間に分かれます。イヤー11/12は、大学進学を決定するATARに向けてのために勉強がかなり大変になります。 イヤー1 からイヤー10までは義務的に学習しなければいけませんが、イヤー10で高校を卒業して、TAFE(職業専門学校)に通ったり、就職する生徒も少なくありません。 入学/始業式は、1月下旬です。4タームに分れます。1ターム10週間から12週間でカリキュラムが終了し、2週間のスクールホリデーを迎えます。夏休みのクリスマスホリデーは、6週間から8週間ほどとお休みが長く、この時期には家族旅行でキャンプ、国内旅行/海外旅行を楽しむ人々で賑わうオーストラリアです。 大学や専門学校(CollegeやTAFE)へ進学を希望するオーストラリアの学生は、そのまま後期中等教育(Year11=高校2年生、Year12=高校3年生)に進み、大学やTAFEなどで専攻する専門分野の基礎を勉強し、Year12 の後半に実施される州の統一試験の成績と後期中等教育の成績などによって、志望大学の入学合否が決定されます。 この日本との教育制度の違いから、オーストラリアの大学によっては、入学基準に「日本の大学1年時を修了していること」が条件であったり、希望の専攻に入学するために、規定の科目を大学入学前に履修しておく必要があったりします。 海外からの留学生が大学へ進学する場合い 海外からの留学生が後を絶たないオーストラリアの⼤学は、さまざまな進学準備コースを設け仮に英語力や学力が基準に満たない学生であっても、準備コースでしっかりと入学に向けた準備ができる様に体制を整えています。 オーストラリアでは大学入試はなく、入学の合否は高校での成績とATARのスコアーで決まります。学歴や成績で入学基準に満たない場合は、ファウンデーションコース、ディプロマなど進学準備コース、英語スコアが入学基準に満たない場合は、大学付属の英語コースを経由して本コースに進学することができます。 英語力はおよその目安として、TOEFL(ibt)80~90点以上、 IELTSで6.0〜6.5以上です。英語力が足りない場合は一定期間、大学付属/語学学校での英語研修を受けること、学力基準が足りない場合は準備コースを受講することを条件として合格となる「条件付き入学 / パッケージオファー」という方法があります。 【大学への入学方法】 Foundation Course ファウンデーション(8カ月~12ケ月) ファウンデーションとは、大学入学前の留学生を対象に大学が運営する8ヶ月(12ヶ月コースもあり)の 大学入学準備コースです。ファウンデーションでは、大学の授業についていくための基礎学力養成を目的として、論理的思考力やスタディスキル、数学など必須科目と、専攻希望分野での基礎的科目を学びます。ファウンデーション受講中に進学後の専攻を決めることも可能です。日本の高校卒業生には、最も一般的な入学方法となります。 Diploma ディプロマ (8カ月~12カ月) ファウンデーション同様、ディプロマも大学入学前の留学生を対象にした入学準備コースです。ファウンデーションが、高校3年生レベルを中心にしたカリキュラム内容なのに対し、ディプロマは大学1年生の学習内容に準じています。このため、ディプロマを規定の成績で修了すると、大学2年次に編入できます。ディプロマから大学に編入学すれば、大学に直接入学する場合と同じ期間で卒業ができ、卒業までの費用が抑えられるなどのメリットもあります。Continue reading “オーストラリアの教育制度を理解しよう”
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オーストラリアの小学校のことが 全てが解る
こんにちは。 今日もマキシーグローバルのブログを読んで下さりありがとうございます。 今日は、オーストラリアの小学校での一日の流れやどんな科目があるのかを等 日本の小学校とは違う点をご紹介します。 オーストラリアの学校は、制服着用と黒靴着用が義務付けられています。学校指定の帽子、リュック、体操着、水着等も指定されている学校もあります。未だ5歳前後の小さな子供達が、制服を着ている姿は微笑ましいものです。 学期 入学/始業式は、1月末から12月までが一学年です。通常 約10週間が1タームで2週間のスクールホリデーを挟みます。このタームの始まりは、州によって、私立高は公立と違うこともあります。 サマーホリデーは、6週間からなので 羨ましい小学生時代です。 登下校 大半の生徒は、両親の自家用車で送迎です。スクールバスがある学校もあります。日本の小学生の様な徒歩や自転車での登下校を実践している子供達の数は、居住地域によってさまざまです。 学校の時間 殆どの学校は、朝の8時半から9時の間に始まり、2時半から3時迄に終了します。 息子の通っている小学校は、モーニングセッション2時間10分 ミドルセッション2時間 アフタヌーンセッション40分 その間にランチブレイクが35分 アフタヌーンブレイクが25分 です。放課後の部活は、ありませんので、家庭によって好みの習い事に通わせますが、オーストラリアはスポーツをさせるのが一般的です。 お昼ご飯 日本のような学校給食がありません。各自で、モーニングティーには、果物か野菜 好みのランチ、そしてアフタヌーンティーを持参します。ヘルシーな食べ物を持参するポリシーがありますが、軽食ランチを持参するのが一般的です。殆どの学校には、タックショップ 販売店があるので、ランチ等 購入することも出来ます。 科目 日本の5科目の勉強とは違い、8項目のGeneral Capability を基にして国で科目が統一されています。又 オーストラリアでは、小学校低年齢からパソコンを使った授業を取り入れているのも 21世紀に活躍出来るカリキュラムの一環です。 科目は、以下になりますが、多様な勉強をしているので子供達が退屈することはありません。 English / Mathematics / Science / History / Geography / Civics and Citizenship / Economics and Business / Digital Technologies / Design Technologies / Health and PE /Art 英語 / 算数 / 理科 / 歴史 / 地理 / 市民・市民権 / 経済・ビジネス / デジタル・テクノロジー / デザイン・テクノロジー / 保険体育 / 美術 テスト 日本のような、中間・学期末テストはありませんが、スペリングのテスト 算数のテストが定期的にあります。 NA-PLAN TEST 全国統一試験が イヤー3 イヤー5 イヤー10 で受ける義務付けされています。科目は、Writing/Reading/Conventions/Numeracy 会話/筆記/読書/計算 の4科目で2日間で実施されます。 ナップランテストによって、各小学校の全国値 各生徒の全国値も発表されます。高校入学で、特別なコースを選択する予定だったり 私立の高校に入学希望の際に提出を要されます。 宿題 読書と宿題が毎週1回でます。スクールホリデー中は、殆どなし。 Continue reading “オーストラリアの小学校のことが 全てが解る”